在職中の転職履歴書の書き方って、ケッコウ難しいですね。
まだ退職してないので、職歴欄の現職の状況をどう書けばいいのでしょうか?
いざ書くとなると、みんな同じことを思います!
私は会社で人事・労務を担当しています。様々な方の在職中の履歴書を見てきましたが、キチンと履歴書を書いてきた方は大概採用されました(笑)。
職歴欄には在職中であることを書きますが、正社員として在職中なんですよね。
では契約社員の場合は、何て書くのでしょう?
職歴欄には、在職中であることを書く!
在職中の職歴欄の書き方です。3例の見本をご覧ください。
■退職日が未定の場合
平成○年○月 ○○株式会社入社 □□部配属 現在に至る(or現在在職中)
または
平成○年○月 ○○株式会社入社 □□部配属
現在に至る
■退職日が決まっている場合
平成○年○月 ○○株式会社入社 □□部配属
平成○年○月 ○○株式会社 一身上の都合により退職予定
職歴最後の次の行・右端に「以上」と書いて学歴・職歴を締めてください。
在職中の多くの方はまだ退職日が決まってないので、現在に至る(または現在在職中)と書きます。
◇退職日が決まっている場合は、「~により退職予定」と書きましょう。
また、退職予定と書いたからには、その理由(一身上の都合、会社都合など)も書いた方が好感を持たれます。ただ嘘は書かないでくださいね。
ところで、あなたはいま正社員ですか? 契約社員? それともアルバイトの方?
実はこの職歴欄の書き方は正社員用なんです。
アルバイト経験があっても、基本的に履歴書に書く必要はないので、ここでは割愛します。契約社員の方は次章をご覧くださいね。
有期契約社員の職歴欄には、退職予定と書く!
職歴欄の書き方が正社員とはかなり違いますので、見本で確認してください。
平成○年○月 △△株式会社入社 契約社員として入社
平成○年○月 △△株式会社 契約期間満了のため退職予定
職歴最後の次の行・右端に「以上」と書いて学歴・職歴を締めてください。
契約社員の多くは、【退職日が確定】してから転職活動しますので、「契約期間満了のため退職予定」と書いてください。
有期契約は、原則的に契約期間満了により契約が終了し退職となります。
通常契約満了日の1ヶ月前頃、退職か継続かが決定します。退職の場合、1ヶ月前頃から転職活動が開始されます。
職歴欄で「契約期間満了のため退職予定」と明記し、本人希望欄でも「入社可能日」をはっきり書いて、積極性をアピールしましょう。
なお、契約社員には有期(期間の定めある)契約と無期(期間の定めない)契約があります。ここでは、有期契約を事例としています。
本人希望欄でアピールを!
・連絡不可時間帯:在職中につき就業時間中に電話に出ることは困難です。下記時間帯以外にご連絡いただけましたら幸いです。
月曜日~金曜日の9:00~12:00/13:00~18:00
・入社可能日:在職中につき面接時のお打ち合わせ事項とさせていただきたくお願い申しあげます。
・希望職種:○○を希望します。
在職中ですので、就業時間中の私用電話は困難です。連絡がとれない時間帯を明記しておくと好感がもたれます。
上記の入社可能日は、正社員用です。
契約社員の場合は、退職が決まると転職活動が開始となり、一日も早く次の勤務先を決めたいものです。入社可能日を下記のように書いて、入社可能日から勤務できることをしっかり伝えてください。
・入社可能日:平成○年○月○日より勤務可能
また、正社員の方で退職日が確定している場合、職歴欄に退職予定と書くのですから、入社可能日も書いた方が印象はいいですね。
職種が理由で現在の会社を退職される方は、ぜひ希望職種を書くことをオススメします。
終わりに
職歴欄の書き方がいちばん難しいですね。
◆一般的(退職を決めていない正社員)⇒現在に至る(または現在在職中)
◆退職日が決まっている正社員⇒○○株式会社 一身上の都合により退職予定
理由(一身上の都合、会社都合等)も添えてくださいね。会社は理由を重要視してますよ。
◆契約社員⇒△△株式会社 契約期間満了のため退職予定
退職理由や志望動機と並んで、本人希望欄を、担当者はよく見てみますヨ。空白だけはヤメテください。
在職中の方の場合、連絡不可時間帯と入社可能日は必須項目です。
本人希望欄も有効に使い内定を勝ち取ってください。