「牛に引かれて善光寺参り」って、聞いたことありますか? 江戸時代、庶民の間で流行した言葉です。

遠い近いに関係なく、一生に一度は善光寺参りしたほうがいいと云われ、現在でも全国から多くの参拝者が訪れます。私もそのひとりです。

なお、信州のご高齢の方は「善光寺さん」って言います。庶民的で誰もが親しみを感じるお寺なんですね。

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7年に1度の善光寺御開帳。2015年北陸新幹線の金沢延伸の影響もあり、2015年は全国から700万を超える参拝者が訪れました。

全国からたくさんの参拝者が門前町長野に訪れ、長野駅から2キロ先の善光寺に向かいます。

それでは長野駅から善光寺へのアクセス!超おすすめの行き方は徒歩。他にもオススメがあります。ご一緒に見ていきましょう!



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徒歩で行く

長野駅から善光寺まで約2キロの道のりを徒歩で行く場合、20分~30分ほどかかります。

順路は、長野駅善光寺口を出たら正面に進み、200メートルほど先の末広町交差点(5差路)を中央通り方面へ右折。ここからがいわゆる善光寺表参道ですので、そのまま前進(北上)すれば善光寺の参道入口です。



前に結論を言ってしまいましたが…..
長野駅から善光寺まで「徒歩で行く」を第一にオススメする理由は…

善光寺表参道は歩いて楽しめる街!楽しみながら散策してくださいネ!


善光寺までの歩道には、高さ数十センチの小さな石の道しるべが多数設置されています。ここまで何キロ歩いたのか、残り何キロ歩くのかが分かり、散策がとても楽しくなりますね。

十一丁(駅から約760メートル)の石碑が見える場所に差し掛かると、参道がすこし上り坂になりはじめ、この辺りから参道の趣がガラッと変わります。

ココからは車道も歩道も石畳が敷かれ、文字通り善光寺表参道をいま歩いている!と実感してしまうほど、散策が楽しく感じます。

左右の歩道はそれぞれ6メートルもの幅があり、所々にベンチも並んでいます。ベンチに座って参拝者の往来する様や狭い車道をゆっくり走る車を眺めるのもオツなものですね。

善光寺が近づくにつれて、古風な白壁の土蔵づくりの家並みや風格あるビルが至る所でみられます。
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昔大門付近は長野の中心地として、栄えていた面影が感じ取れます。

善光寺大門バス停を過ぎると、まもなく善光寺の入口が見えてきます。
バス停から本堂へは500メートルほどありますので、いましばらく歩きます。


十八丁の石碑

現在、善光寺表参道の歩道(両側)には、約109メートル毎に「丁石」(道しるべ)が立っています。

それは1888年、当時見渡す限り水田だった栗田村に信越本線長野駅が開設されたのがきっかけです。

長野駅の位置は、阿弥陀如来の十八番目の誓願にちなみ、当時長野の中心地・善光寺大門周辺の善光寺本堂から十八丁(約2キロ)と決定。

丁石は善光寺本堂から順に、三丁(藤屋旅館前)~十七丁(長野ステーションホテル前)、十八丁(長野駅コンコース)が設置されています。

善光寺本堂から正門までは、結構距離があります。一丁と二丁は善光寺境内に当たりますが、丁石は設置されていません。


善光寺表参道の行きはゆるい上り坂になります。ですからゆっくり徒歩で行くことをオススメします。


でも上り坂はキツイと感じる方は…次章をどうぞ。

ところで下り坂の帰り道は、徒歩で長野駅まで散策される方がとても多いです。お時間に余裕があれば、帰りも徒歩をオススメします。





バスで行く

長野駅~善光寺間のバスに乗りたいのは、こんな方々でしょうか?

  • 片道20分も歩くのはイヤだ!
  • 行きは上り坂のため、歩きたくない!
  • 帰りは疲れたので、歩きたくない!
そんな方には、バスがオススメです。

長野駅善光寺口から、路線バスをご利用ください。

ぐるりん号以外

・乗車場所は、JR長野駅善光寺口バスロータリー
・乗り場は、1番のりば
・系統番号は、10番「びんずる号」、11番、16番、17番
・乗車区間は、長野駅~善光寺大門
・乗車時間は、約7分
・片道運賃は、大人150円


※約6~8分間隔で運行ですから時刻表はいりません。とても便利ですね。

善光寺線「びんずる号」って、レトロ調のバス2種類が運行されています。どんなレトロでしょう、楽しみですね。

そもそも、びんずる号って知っていますか? 賓頭盧(びんずる)から来ています。
賓頭盧(びんずる)はお釈迦さまの弟子のお一人。善光寺本堂内にもあります。びんずるさんを撫でると、自分のその部位の病気が治ると言われています。悪い部位がある方は、びんずるさんを撫でてみるのもイイですね。


ぐるりん号

・乗車場所は、JR長野駅善光寺口バスロータリー
・乗り場は、4番のりば
・乗車区間は、長野駅~善光寺入口
・乗車時間は、約6分
・片道運賃は、大人150円(区間内同一料金)
・運賃支払いは、後払いです。整理券はありません。


※15分間隔で運行ですから時刻表は不要。

善光寺大門バス停または善光寺入口バス停を下車、善光寺本堂まで約6~7分歩きます。

歩くのがどうしてもイヤな方は、第3章をどうぞ。



歩くのがイヤな方

境内の参道を歩くのに6~7分もかかります。

歩きたくないって方のために、2つご紹介しますね。


タクシーで行く

長野駅から乗車する際、運転手さんに「善光寺・本堂の西または北で降ろして」と伝えれば、本堂の西または北で停めてくれますよ。

下車した場所から本堂までは200メートルもありません。参道の雰囲気を味わうことはできませんが、1~2分歩くだけで本堂まで行くことができてしまいます(嬉)。



バスで行く

長野駅から善光寺大門バス停で降りてから、本堂まで急いでも5分はかかります。

本堂に近いバス停に変えればいいのです。善光寺西バス停または善光寺北バス停で下車してください。

・乗車場所は、JR長野駅善光寺口バスロータリー
・乗り場は、1番のりば
・系統番号は、11番、16番、17番
・乗車区間は、長野駅~善光寺西or善光寺北
・乗車時間は、約10分
・片道運賃は、180円大人(善光寺北は、230円)


※本堂まで200メートルありません。料金はすこし高くなりますが。

お帰りのバス停は、「城山公園前」または「城山小学校前」です。お間違えの無いように。



まとめ

善光寺は昔から人々に愛されてきましたが、昔は、何百キロもの道のりを何日もかけて自分の足で歩いて善光寺を目指したものです。
でもいまは、新幹線がありますから善光寺参拝者にとって便利になりました。

オススメの行き方を3つご紹介しました。
◆徒歩で行く
◆バスで行く
◆歩くのがイヤな方には特別の方法

お好きな行き方で参拝してください。







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