一生に一度はお伊勢参りと言われ、今も昔も日本中から親しまれている心のふるさと伊勢神宮。

伊勢神宮内宮
一度はお伊勢参りと考えているあなたが、厄年を迎える年齢になったら、伊勢神宮の厄払いをオススメします。

内宮の天照大御神は、日本人の総氏神さま。ですから内宮での祈祷とお札(天照大御神)は格別なんです。

そんな伊勢神宮へ厄払い。伊勢神宮とは、伊勢神宮厄払いの受付時間・祈祷料金・服装からお札の祀り方に至るまで大特集です。ご一緒に見ていきましょう!

伊勢神宮とは

旅する事がなかなかできなかった江戸時代。でもお伊勢参りだけは別格で「一生に一度はお伊勢参り」と歌われた民謡も広まりました。

当時は伊勢神宮の境内は夢が叶った参拝者で混雑し、帰りには内宮前のおかげ横丁でもお土産選びなどで賑わっていたのでしょうね。

伊勢神宮前のおかげ横丁
ところで、今でもお伊勢さんと日本中から親しまれている伊勢神宮の正式名称は、地名なしで「神宮」。神社本庁からも本宗(最も尊い神社)と仰ぎ称され別格なんですよ。

さて伊勢神宮には、二柱の神様が鎮座されています。

  • 内宮の天照大御神(あまてらすおおみかみ)
  • 外宮の豊受大御神(とようけのおおみかみ)

古事記や日本書紀にも登場する天照大御神は、皇室の祖神で日本人の総氏神とされています。また豊受大御神は、衣食住や産業の守り神として崇敬されています。

参拝順ですが、古くからの習わしで外宮から内宮の順に回るのが良いとされていますので、厄払い祈祷もその順をお勧めします。

伊勢神宮厄払いの予約や受付時間

厄払いの予約

お待たせしました。まず厄払いの予約について見ていきましょうね。

  • 祈祷の予約は、個人の場合は必要ありません。

当日受付で申し込んでください。

ただし、100名以上の団体は予約が必要ですので、下記までお問合せください。
※お問い合わせ先⇒神宮司庁(0596-24-1111)
なお、お正月に団体で厄払いを考えているのでしたら、時期的に混雑が予想されますので早めにお電話したほうがよいでしょう。

厄払いの受付時間

続いて厄払いの受付時間はどんなでしょうね。

  • 祈祷の受付時間は、8:00~16:00(随時受付)

9時から受付ける神社が多い中で、朝早く遠方から来た参拝者にとって有り難いことですよね。

受付場所は、内宮神楽殿および外宮神楽殿です。

御祈祷申込書には、お願い事として「厄祓い」に〇印をつけて、初穂料と共に受付窓口にお出しください。

厄払いの祈祷時間

受付が終わったら、つぎは祈祷です。

  • 祈祷時間は、8:30~

祈祷の場所は神楽殿です。文字通り御神前でのお祓いとなります。「低頭(ていとう)してください」と言われるかもしれませんが、しばらく頭をさげてお受けしましょう。

祈祷の所要時間は約15分間正座します。足がしびれるかもしれませんが、しばらくの間我慢しましょうね。またお足の悪い方は、遠慮せず足を伸ばしてお座りください。

外宮から内宮の順に参拝するために

伊勢神宮は外宮から内宮の順にお参りするのが古くからの習わしですので、厄払いもその順で回りたいですね。

そのためにも注意することは、できれば土日祝日を避ける。また外宮の祈祷は、朝早めの8時30分頃から開始できるといいですね。

なお、外宮から内宮までの距離は約5キロほど。移動手段としては、徒歩・バス・タクシーなどがありますが、徒歩なら約1時間、バス・タクシーなら約10分です。

できるだけ余裕あるスケジュールを立ててお出かけください。

伊勢神宮の厄払い料金

受付時間はわかりました。では次に料金はどのくらい用意したらいいのでしょう?

伊勢神宮では祈願祭として、3種類が決められています。

  • 5千円以上…御饌(5名まで)
  • 8千円以上…大御饌(8名まで)
  • 1万円…別大御饌(10名まで)

初穂料によってお札(伊勢神宮ではお札のことを神宮大麻と言います)の大きさなどが変わってきます。お札の大小は効果には関係ありません。値段はあなたのお気持ちで決めてください。

折角伊勢神宮に来たのだから、お札だけでなくお守りも欲しいなあという方多いでしょうね!ありますヨ。厄除御守(やくよけおまもり)です。内宮と外宮で、形がちょっと違います。

伊勢神宮厄払いの服装

厄払いは一般的に、神社の本殿内で祈祷を受ける正式参拝(昇殿参拝)で執り行われます。伊勢神宮においても、内宮と外宮の神楽殿で正式参拝(御垣内参拝)が行われます。

御垣内参拝を希望される方の服装は、年間を通して男性は背広にネクタイ、女性はスーツまたはこれに準じた服装でご参拝ください。
⇒ 神宮御垣内参拝の服装について | 富山県神社庁

ジーンズはちょっと控えたほうがいいでしょう。

お札の祀り方

家に帰ってきたら、頂いたお札をどのようにお祀りしましょうか?
お祀りする神棚は扉の数により、一般的に一社造と三社造が普及しています。

神棚にお札を祀りますが、厳格な序列があります。日本国民の総氏神様・天照大御神のお札は日本で最高位です。そのことを頭に入れて、お札の並べ方をご覧ください。

まず、今回内宮だけ祈祷・一社造り(扉が1つ)の並べ方です。

内宮・一社造り

●一番手前…天照大御神のお札
●2枚目…氏神神社のお札
●3枚目…崇敬神社(※1参照)のお札

2つ目は、内宮と外宮を祈祷・一社造り(扉が1つ)の並べ方です。

内宮と外宮・一社造り

●一番手前…天照大御神のお札
●2枚目…豊受大御神のお札

●3枚目…氏神神社のお札
●一番後ろ…崇敬神社のお札

3つ目は、内宮だけ祈祷・三社造り(扉が3つ)の並べ方です。
三社造りの神棚

内宮・三社造り

●中央…天照大御神のお札
●向かって右側…氏神神社のお札
●向かって左側…崇敬神社のお札

最後は、内宮と外宮を祈祷・三社造り(扉が3つ)の並べ方です。

内宮と外宮・三社造り

●中央…天照大御神
●向かって右側…豊受大御神
(その後ろ…崇敬神社)
●向かって左側…氏神神社(その後ろ…崇敬神社)

だんだん複雑になってきましたが、序列を分かっていれば大丈夫ってことですね。
①天照大御神
②豊受大御神
③氏神神社
④崇敬神社

神棚にお札がお祀りできたら、日常の暮らしに感謝を込めて…
①二拝
②二拍手
③一拝

正式な参拝作法で神棚にお参りいたしましょうネ。できれば毎日。

※1 崇敬神社とは、氏神神社のような地縁・血縁的な関係ではなく、個人の特別な信仰等により崇敬される神社を言います。

まとめ

江戸時代から「一生に一度はお伊勢参り」と歌われ、日本中から参拝者が訪れていました。
今でも日本中から親しまれ、伊勢神宮の正式名称「神宮」は、神社本庁からも別格の扱いを受けています。

伊勢神宮へ厄払い、ポイントは…
・2体のご祭神は、内宮の天照大御神・外宮の豊受大御神
・受付時間は、8:00~16:00
・祈祷料は、3種類から決めてください。5千円以上・8千円以上・1万円。
・御垣内参拝を希望される方の服装は、男性は背広にネクタイ、女性はスーツ
お札の祀り方は、天照大御神・豊受大御神・氏神神社・崇敬神社の順

初詣客がたくさん訪れる正月三が日は混雑しますので4日以降がよろしいでしょう。暖かい服装でお出かけくださいネ。






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