「決断」は、日常生活でも使われますが、どちらかと言うとビジネスシーンで多く使用されています。

特に社長は「決断」することが一番の仕事と言われるように、「決断を迫られる」ことや「決断を下す」ことは日常茶飯事です。

サラリーマンや専業主婦の中にも、日常的に「決断」されている方が多くいるようです。

ではこれから「決断」とは何か?意味を中心に、類語・使い方などを解説します。


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「決断」とは

「決断」の意味

国語辞典による「決断」の意味から見ていきます。

「決断」(ケツダン):
①意志をはっきりと決定すること
②正邪善悪を判断・裁決すること

(引用元:大辞泉)

ご覧のように「決断」には意味が2種類存在します。

「決断」の意味①

「決断」の1つ目の意味は、「意志をはっきりと決定すること」です。

「決断」の「決」は、「決定」でも使われ「きっぱりときめる」の意味を持ち、「断」は「英断」でも使われ「ずばりと決める」の意味を持ちます。

つまり二字熟語「決断」には、「きっぱりと心を決めること」という意味合いがあることが分かります。

また「決断」は、おおかた「日常における自分の成すべき行動やとるべき態度などを、迷わずにきっぱりと決めること」といったニュアンスで用いられます。

その用例として、「決断を下す」「決断する」などという言い回しがよく使われます。

例文として「社長は、毎日経営上の決断を下している。」「毎日買い物に行く主婦は、決断よく食材を選んでいる。」のように用いられますが、「社長も主婦の方も、毎日成すべきことでもあり、自信を持ちテキパキと明確に決めている。」というニュアンスを感じ取ることができますね。

「決断」の意味②

「決断」には、「正邪善悪を判断・裁決すること」という2つ目の意味があります。

「決断」の「決」は、「きっぱりときめる」の意味を持ち、「断」は「裁断(=裁決)」でも使われ「事を裁いて決める」の意味を持ちます。

つまり「決断」には、「物事の正邪・善悪を判断して、裁決すること」という意味合いもあることが分かります。

ただこの「決断」は、文意によって「物事の是非・正邪・善悪などを判断してさばくこと」といったニュアンスで用いられることがありますが、きわめて稀です。

そこで、意味②の「決断(正邪善悪の裁決をすること)」と同じ意味の「裁決」という熟語をご紹介しておきます。

「裁決」とは、議会や理事会などでは、可否同数となった場合、議長などが正邪や善悪を判断し、裁いて決定することを言います。
→ 三重県議会 議会用語解説

「決断」の文法と使い方

「決断」は名詞です。

「決断を下す」「決断が早い」「ご決断」などの名詞的用法で用いるほか、「決断する(サ変動詞)」という動詞的用法でも用いられます。

名詞的用法の「ご決断」は、「決断」に接頭語の「ご」を付け「ご決断」という敬語表現(尊敬語)となります。

なお「決断」+「する」で「決断する」という複合語のサ変動詞となります。




「決断」の類語

「決断」の類語「判断」「英断」との違いを通じて、「決断」の意味を深めていきます。

「決断」と類語「判断」の違い

「決断」の意味は、「はっきりと決定すること」。一方「判断」は「物事の善悪などを見極めて、考えを決めること」で、どちらも決めることでは同じです。

違いは、心や考えを決める根拠。「決断」は、必ずやるぞという明確な意志を持ち心を決めますが、「判断」は物事の善悪や真偽により考えを決めます。

なお「判断」の意味などを紹介した別記事もありますのでご覧ください。
→ 「判断」とは?意味を中心に類語や使い方を詳しく解説

「決断」と類語「英断」の違い

「決断」の意味は「きっぱりと決めること」。他方「英断」は「思い切って決めること」「優れた決断」。どちらも「きっぱりと決めること」でほぼ同じです。

違いは、主として日常的か、重大・緊急事態か。「決断」は、主に日常的に行なうことが多く、「英断」は重大な事態や緊急事態発生時に行なうことが多い。

例えば「決断」は、日常であっても必要なときは、意志をはっきりさせて「決断」することが求められます。一方、重大な事態を迎えた場合は「思い切った決断」かつ「優れた決断」、つまり「英断」が求められます。

なお「英断」の意味などを紹介した別記事も合わせてご覧ください。
→ 「英断」とは?意味を中心に類語や使い方を詳しく解説

「決断」の使い方(例文)

「決断」の主な使い方は2種類あります。

・「決断」を名詞として用いる方法
・サ変動詞「決断する」として用いる方法

「決断(名詞)」

名詞である「決断」は、「決断が早い」「決断を迫る」「決断を下す」「決断できない」「ご決断」のような言い回しで使われます。

最後の「ご決断」は、「決断」に接頭語の「ご」を付ける尊敬表現です。

・彼はどんなときも、決断が早い。
・彼は決断を迫られてからでないと、決断を下すことができない。
・私は転職するという覚悟が持てず、決断できない日々が続いている。
・なかなか決断しない上司に、思い切って「ご決断を!」と迫った。

「決断する(サ変動詞)」

サ変動詞である「決断する」は、「~を決断する」のように用いられる他動詞です。

・来月から毎朝欠かさずウォーキングすることを決断した。

まとめ

「決断」とは何か。意味を中心に解説してきました。

「決断」は軽い気持ちでしないことですね。つまり、後悔しないよう覚悟を持って、自分の意志できっぱりと「決断する」ことが大事です。

個人的な「決断」であっても、社長の「決断」と同じことが言えますので、覚えておいてくださいね。






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