「推測」は、日常生活で使われることが多い言葉ですが、ビジネスシーンでも使用されています。

例えば「私の推測が当たってとても嬉しい」「たった今起きた問題の原因を推測してみよう」などと用いられます。

ところで「推測」する上で大切なことがあります。確かな根拠に基づいた「推測」ほど、一般的に当たる確率が高まります。

ではこれから「推測」とは何か?意味を中心に、類語・使い方など、用例を交えながら解説します。


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「推測」とは

「推測」の意味

国語辞典による「推測」の意味から見ていきます。

「推測(スイソク)」:ある事柄をもとにして推量すること
(引用元:大辞泉)

「推測」の「推」は、「推理」の言葉でも使われ「おしはかる」「あることから他のことを推しはかる」の意味を持ちます。「測」は、「憶測」の言葉でも使われ「深くたちいって気持ちを推しはかる」「心の中に深く入りこんださま」

つまり二字熟語「推測」には、「ある事柄をもとにして推しはかること」という意味合いがあることが分かります。

また「推測」は、おおかた「既知の知識・資料など確かな根拠に基づいて、まだ分かっていない物事の状態や成り行きなどについて、多分こうであろうと推しはかること」といったニュアンスで用いられます。

その用例として、「推測が当たる」「売上を推測する」などという言い回しがよく使われます。

文例として「前年同月の売上実績+時間帯毎の予想気温情報による、アイスクリームの売上推測が当たった。」という店長の喜びの話には、「アイスクリームの売れる気温帯は22~30度という確かな根拠に基づいた売上推測が当たり良かったです。」というニュアンスが込められています。

「推測」の文法と使い方

「推測」の使い方は、名詞またはサ変動詞として活用されます。

まず名詞として、「推測が~」「推測で~」「推測を~」「推測の~」「~は推測」のように使われます。

一方「推測」+「する」で「推測する」というサ変動詞となり、「~を推測する」「~を推測される」のように用いられます。

使い方の例文は、第3章をご覧ください。


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「推測」の類語

「推測」の類語の中で、意味が類似している「邪推」「予測」との違いを通じて、「推測」の意味を深めていきます。

「推測」と類語「邪推」の違い

「推測」の意味は「ある事柄に基づいて推量する」。一方「邪推」は、「他人の言葉や行動を、悪い方に推量する」で、どちらも推量することでは同じです。

違いは、推量する方向性。「推測」は既知の事柄などに基づき、その通りの方向に。「邪推」はひがみから他人の言動を悪い方向に。

例えば「推測」で、「彼は、推測でものをいう人だ」と言った場合、彼は事実を語るというより、既知の知識・資料などに基づき、未知の物事について推量して話す人です。

一方「邪推」で、妻が「最近帰りの遅い夫に対して、色々邪推してしまう」と言った場合、残業で遅くなっている夫に対して、妻は悪い(不正な)方向に推量します。

なお「邪推」の意味などを紹介した別記事もありますので、合わせてご覧ください。
→ 「邪推」とは?意味を中心に使い方や類語を詳しく解説

「推測」と類語「予測」の違い

「推測」とは、「既知の知識などに基づいて推し測る」。他方「予測」は「将来どうなるかを既知の情報などに基づいて推し測る」。どちらも推し測るで同じ意味です。

違いは、時期。「推測」は現在・過去・未来のいずれかの時期ですが、「予測」は未来だけに使うことができます。

「推測」の使い方と例文

「推測」の主な使い方は2種類あります。

・「推測」を名詞として用いる方法
・「推測する」というサ変動詞として用いる方法

「推測(名詞)」

「推測」を名詞として、「推測が~」「推測で~」「推測を~」「推測の~」「~は推測」などを例文の中で用います。

・連続ドラマの真犯人の推測が当たっていたら嬉しいです。
・彼はビジネスシーンでも、事実より推測でものを言う人だから気をつけて話を聞きましょう。
・ビジネスでは、事実と推測を明確に区別して報告することが大切です。
・その問題については、未だに確かな証拠がなく推測の域を出ない状態です。
・やり手の彼が退職した理由について、良からぬ噂が流れていますが、それは推測だ。

「推測する(動詞)」

サ変動詞である「推測する」は、「~を推測する」「~を推測される」のように用いられる他動詞です。

■「~を推測する」
「推測する」は他動詞ですから、直前に目的語を伴います。

・昨年度の売上実績から今年度の売上高を推測してみた。

■「~を推測される」
「推測される」は「推測する」の未然形「推測さ」に受け身の助動詞「れる」が付いたものです。

・彼の年齢は聞いていないが、大体の年齢が50歳と推測される。

まとめ

「推測」とは何か?意味を中心に、類語・使い方などを解説してきました。

特にビジネスシーンでは、既知の知識・資料・情報などの確かな根拠に基づいた「推測」をしましょう。

例えば「科学的根拠を基にした事故原因の推測が当たったので、関係者から感謝の言葉をいただいた」のように用いるだけで、発言の信頼性も高まります。






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