「ご愁傷様でした」の意味は、一般的に葬儀の後使用されるお悔やみの言葉です。

相手が誰かによって、使い方も微妙に変化します。上司・友達などの相手によって失礼にならない使い方でお悔やみを述べたいものですね。

また「ご愁傷様でした」は日常会話において、皮肉って言う語の意味でも使われます。

2つの意味を持つ「ご愁傷様でした」には、それぞれに厳守すべきマナーがありますので、マナー厳守の使い方も詳しく解説しました。

「ご愁傷様でした」の意味

「ご愁傷様」には意味が2つあります。1つ目は、身内を失った人に対するお悔やみの言葉。2つ目が、気の毒に思う気持ちを皮肉って言う言葉です。

「ご愁傷様」を過去形+丁寧語で表現したものが「ご愁傷様でした」。意味は、お悔やみの挨拶や相手の期待外れなどを、後になって伝える時に使われます。

「ご愁傷様でした」と「ご愁傷様です」の違い

「ご愁傷様でした」と「ご愁傷様です」の違いは文字通り、前者は過去形、後者は現在形です。

両者の違いをお悔やみの例で比較します。「ご愁傷様でした」は葬儀中や葬儀後の挨拶として、一方「ご愁傷様です」は葬儀の前に用いられます。

「ご愁傷様でした」の相手先別使い方

遺族の方に失礼をしないよう、「ご愁傷様でした」の正しい使い方を見ていきましょう。上司・友達・身内などの相手別やメールでの使い方です。

上司への使い方

会社上司の不幸を後で知った場合、「この度は、ご愁傷様でございました」と敬語表現の丁寧な言い方で挨拶しましょう。上司も丁寧にお返しの言葉を返すでしょう。

友達への使い方

友達の場合は親しくても、「この度はご愁傷様でした」のようにお悔やみを述べると良いでしょう。たとえ親しい間柄であっても、弔事の時はきちんとした敬語を使います。

軽い調子で「ご愁傷様なことでした」などと言ったら、皮肉を込めた別の意味に受け取られますから注意したいですね。

身内への使い方

身内同志では、遺族に気持ちが伝わるかどうかが大切で、言葉遣いは問題ではありません。「この度はご愁傷様でした」「突然のことで驚きました」どちらもOKです。

ポイントは、身内の一人として遺族の心に寄り添い、心を込めたお悔やみの気持ちが伝わるかどうかです。

メールでの使い方

直接口頭で伝える方法が一番ですが、それができない場合はメールでもOKです。

「この度はご愁傷様でございました。突然のことで驚いております。心からお悔やみ申し上げます。」などと自分の気持ちを付け加えると、お悔やみの気持ちがより伝わるでしょう。

「ご愁傷様でした」の使い方はマナー厳守

「ご愁傷様」に2つの意味があります。お悔やみの言葉には、特に厳守すべきマナーがあります。皮肉って言う言葉にも、特別に厳守すべきマナーがあります。それを詳しく見ていきましょう。

お悔やみの言葉は、お気の毒さまの気持ちを込めて

「ご愁傷様でした」をお悔やみの言葉として使う場合には、厳守すべきマナーが必要です。

正しくは、「この度は、ご愁傷様でした」と、遺族に対して思いやりの気持ちを込め失礼のないよう挨拶するのが弔事のマナーです。

ところが葬儀の当日、唐突に「ご愁傷様でした」とニヤニヤしながら言われたら、お悔やみの挨拶ではなく皮肉で言われているのかなと、遺族は誤解することでしょう。

皮肉って言う言葉は、場所に注意して

「ご愁傷様でした」を皮肉って言う言葉として使う場合もマナーを厳守し、場所をわきまえて相手に失礼のないようにしたいですね。

例えば、選挙で劣勢が伝えられた候補者に対して、司会者がテレビ中継中「ご愁傷様でした」と発言した事例がありました。

選挙結果が劣勢のため、気の毒に思う気持ちを皮肉って言っているわけです。面前で言うならマナーの許容範囲かもしれませんが、公の場で発言する内容ではありませんね。

「ご愁傷様でした」はいつまで使える

第1章で「ご愁傷様でした」は、葬儀などの後の挨拶で使われると述べましたが、いつまで使えるのでしょう?

ズバリ結論からお話します。

  • 「ご愁傷様でした」は、死後四十九日まで(忌中)を目安に使うとよい。

「ご冥福をお祈りします」が、四十九日までを目安に使う理由

「ご愁傷様です(でした)」とほぼ同じタイミングで使用されている「ご冥福をお祈りします」の場合、死後四十九日までを目安に使うとされています。

その理由として一部の宗派を除く仏教では、死後は冥土に行き、四十九日で「成仏(=冥福)」すると考えられているため、「ご冥福『=成仏』をお祈りします」と言えるのは四十九日まで、と考えるのが自然です。

一方遺族にとっても、四十九日法要後は忌明けとなり、仏壇を開け封印を解くなど一区切りつけて普通の生活に戻り始める人が多くいます。
⇒ 四十九日法要とは


そのような理由から、「ご愁傷様でした」の挨拶も四十九日法要までとして、以降は普通の生活に戻っていくのがよいでしょう。

なお浄土真宗では、「往生即成仏(命終われば即成仏する)と考えるため、死後「ご冥福をお祈りします」は使いません。「ご愁傷様でした」はOKです。

まとめ

「ご愁傷様です」を過去形にした「ご愁傷様でした」は、葬儀の後使用されるお悔やみの言葉です。

遺族の方に失礼にならないよう、上司・友達・身内などの相手別やメールの使い方をご覧ください。

また日常会話において、皮肉って言う語の意味でも使われます。

2つの意味を持つ「ご愁傷様でした」は、それぞれの意味と厳守すべきマナーをよく理解し相手に伝えましょう。

※現在形では「ご愁傷様です」と言います。その意味や使い方などは下記をご覧ください。
⇒ 「ご愁傷様です」の意味は?使い方や返事の仕方と共に徹底解説






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